吹き出物用化粧水

吹き出物・ニキビ化粧水を選ぶコツは?7大有効成分を勉強してわかった事

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吹き出物・ニキビは専用の化粧水やオールインワンジェルで予防することがとても大切です。

 

もし吹き出物ができてしまっても、早い段階でスキンケアすることで色素沈着などのニキビ跡ができないので、毎日の化粧水でのケアは重要です。

 

しかしニキビ専用の化粧水はあまりにもたくさん商品化されていて、国内の大手有名化粧品会社や、新成分で勝負する医薬品会社、または海外の有名メーカーの商品など、どれを選べばいいのか迷ってしまいます

 

そこで、ここでは効果的な化粧水の選び方をみなさんと一緒に勉強したいと思います。

 

ちなみに『吹き出物』と『ニキビ』の違いですが、全身にできるものを『吹き出物』、顔にできるものを『ニキビ』と呼んでいます。

できるメカニズムは同じなので、効果のある有効成分も同じと考えて大丈夫です。

もちろん、できる部位や吹き出物の種類による違いがそれぞれあることも同じです。

 

 

有効成分はみんな同じ?

吹き出物用の化粧水はたくさんの化粧品会社や製薬会社が発売しているので、それこそ星の数ほど商品数があります。

 

これらをすべて比較して口コミを調べて、自分の肌に合うものを選ぶのは大変な作業ですが、実は開発会社と商品名は違っても、有効成分はまったく同じ商品がたくさんあります。

 

つまり、吹き出物・ニキビに効果がある有効成分は数種類しかないと言えますので、あとは配合する組み合わせで商品が違うということですね。

 

まったく独自に開発した自社製品だけの有効成分を使用しているって会社はほぼないと言っていいと思います。

 

ということは、有効成分の効果を知って比較すれば、自分が使ってみたい有効成分を配合している化粧品だけに絞れますので、選びやすくなります。

 

それでは、吹き出物・ニキビに効果のある有効成分にはどんな種類があるのか勉強します。

 

 

漢方の有効成分

医薬部外品でスキンケアに漢方薬、生薬はよく使用されます。

 

その中でも特に多くの吹き出物用化粧水や、オールインワンジェルに有効成分として使用される成分を勉強し比較してみましょう。

 

甘草エキス

甘草エキスはマメ科のカンゾウという食物の茎や根から作られる漢方薬で、様々な病気へ効果があることから万能薬として古来から重宝されている生薬です。

 

この甘草エキスに含まれるグリチルリチン酸ジカリウムは、最近のニキビ用スキンケア商品の有効成分としては必須といえるほど人気があります!

 

グリチルリチン酸ジカリウムには消炎作用があり、ニキビ・吹き出物に対しては炎症を抑える効果が期待できます。

 

グリチルリチン酸ジカリウムの皮膚疾患への効果は論文でも評価されています。

内野祥宏さん『機能性化粧品及び皮膚科用剤に関する医療薬学的研究

 

また甘草エキスの成分グラブリジンは、シミの原因であるメラニン合成酵素(チロシナーゼ)を阻害する効果が確認され論文『Pigment Cell Res誌 1998 年12月掲載The inhibitory effect of glabridin from licorice extracts on melanogenesis and inflammation.』で発表されています。

 

これらのことから、甘草エキスは吹き出物・ニキビの炎症を抑えて鎮静化してくれ、ニキビ跡にならないようにメラニン色素の産生を阻害してくれます。

 

ヨクイニンエキス

漢方薬のヨクイニンは、イネ科の植物ハトムギの硬い殻の中に入っている子実のことです。2~3世紀頃は不老長寿の妙薬として、重宝されていたようですね。

 

そして中国では古代からハトムギが肌の美容に効果があることが知られていて、宮廷料理の代表的食材だったと言われています。

 

病院の皮膚科では「尋常性疣贅」「青年性扁平性疣贅」というウイルス性のイボに対して保険適応されていて、実際に治療薬として処方されています。

 

金沢大学大学院医薬保健学総合研究科の鈴木信孝先生の研究によると、ハトムギの効果で顔面皮膚の色素沈着や紅斑度が減少したことが報告されています。

 

つまり透明感のある肌や肌荒れの改善に効果があると臨床試験で実証されているわけです。さらに、色素沈着以外に肝斑にも有効であることが報告されています。

 

肝心のニキビ・吹き出物に対しての効果は、江戸時代からニキビにハトムギが効果があることが当時の医師の記録に残っており、鈴木先生の臨床試験でもニキビの改善例があるとされています。

 

これはハトムギの抗菌作用が関係していると鈴木先生は考えてらっしゃるようです。

 

また化粧水の有効成分としては、紫外線を防ぐ効果も報告されているようです。

 

金沢大学大学院医薬保健学総合研究科
臨床研究開発補完代替医療学講座 特任教授 鈴木信孝
殻付ハトムギ熱水抽出物(CRD)の研究開発

 

紫根エキス

漢方薬の紫根は、ムラサキ科ムラサキという植物の濃い紫色をした根で、抗炎症作用や殺菌作用、血行促進、傷口の早期治癒などの効果があります。

 

日本では万葉集にも登場するほど歴史が古くて、奈良時代から栽培されてきました。

 

スキンケアの成分としては古くから重宝されていて、血行促進効果が肌のターンオーバーを促し色素沈着の消し、肌を健康に保ってくれる効果が期待できます。

 

ニキビ・吹き出物に対しては殺菌作用でアクネ菌など原因菌を消滅させ、血行促進で皮膚の生まれ変わりを促進する効果が期待できます。

 

紫根には肝癌などを誘発するピロリジジンアルカロイドが含有されていて危険性が言われますが、化粧水などスキンケア商品に配合されているものは安全に使用できるように開発されています。

 

紫根を食べたりしなければ大丈夫でしょう。(^_^;)

 

 

人工化合物の有効成分

吹き出物 化粧水

医薬部外品の化粧水には、スキンケアに有効な化学物質が含まれています。

 

漢方薬は自然の生薬ですが、化学物質は合成されて作られていますので、自然のものから抽出できない有効成分もあります。

 

中には漢方・甘草エキスに含まれるグリチルリチン酸ジカリウムのように、漢方からも人工化合物からも摂取できる有効成分がありますので、それは自分の好きな方を選べばいいと思います。

 

それでは、人工化合物の中でも特にスキンケア商品に配合されていることが多いものを勉強しましょう。

 

グリチルレチン酸ジカリウム

グリチルレチン酸ジカリウムは植物の甘草に含まれ、白い粉上のものを舐めると甘みがあります。

 

漢方薬・甘草エキスの項に書いていたように昔から万能薬として、炎症を抑える効果が重宝されてきました。

 

グリチルレチン酸ジカリウムはスキンケアの中でも特に吹き出物とニキビの炎症を抑える効果から、ニキビケア化粧品には優先して配合されていることが多いです。

 

それだけグリチルレチン酸ジカリウムによる吹き出物治療と予防効果が期待できるからだといえます。

 

実際、有名なニキビ専用化粧水にはこのグリチルレチン酸ジカリウムだけを有効成分としているものが少なくありません。

 

福岡大学の「機能性化粧品及び皮膚科用剤に関する医療薬学的研究」という論文で、グリチルレチン酸ジカリウムを有効成分とした化粧水の効果が実証されています。

 

グリチルレチン酸ステアリル

グリチルレチン酸ステアリルとは、先程ご紹介したグリチルレチン酸ジカリウムを加水分解してステアリルアルコールを結合させた人工化学物質です。

 

グリチルレチン酸ジカリウムと同じく抗炎症作用を持ち、加えて抗アレルギー作用、最近発育防止作用などが効果として期待できます。

 

グリチルレチン酸ジカリウムの抗炎症作用を強化した化学物質で、その効果は約2倍といわれています。

 

ただし効果が強いことから、化粧品メーカー側は緩やかなグリチルレチン酸ジカリウムの方を選択する場合が多く、ニキビケア用ではあまり配合されている商品を見かけません。

 

サリチル酸

サリチル酸は、薬の効果としては鎮痛薬で有名で、バファリンやアスピリンなどの鎮痛薬に配合されているといえばわかりやすいかもしれません。

 

自然界では柳の一種であるセイヨウシロヤナギの樹皮に含まれていますが、化粧品などに利用されているサリチル酸は人工化合物が多いようです。

 

サリチル酸は鎮痛作用以外に抗菌・殺菌作用があり、スキンケアに対しては角質層を柔軟にする効果で、有効成分の肌への浸透を助けてくれる働きがあります。

 

吹き出物・ニキビ化粧水に配合されるのは、主にアクネ菌などの殺菌と予防が目的で活用され、角質を柔らかくすることで毛穴づまりを防止し吹き出物予防になります。

 

その他の有効成分の肌への浸透の補助も期待できますね。

 

ビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸 2-グルコシド)

ビタミンC誘導体は、もともと美白効果や抗酸化作用などスキンケアに対して効果がわかっていたビタミンCを、壊れにくく改良し安定化させた人工化合物です。

 

肌に直接ビタミンCを塗っても効果が少なかったものが、ビタミンC誘導体なら経皮的にスッと吸収され、皮下でビタミンCに変化し効果が発揮しやすくなりました。

 

ビタミンC誘導体は数種類あり、用途によって使い分けられていますが、スキンケアに使用されるのは主にL-アスコルビン酸 2-グルコシドです。

 

L-アスコルビン酸 2-グルコシドの優れた効果は研究論文『新規ビタミンC誘導体(AA-2G)の皮膚における代謝および生物活性とその化粧品への応用開発』で明らかにされています。
スキンケアへの効果は、抗炎症作用、抗酸化作用、新陳代謝促進、メラニン色素還元&沈着防止、皮脂分泌抑制、コラーゲン生成促進など、多くの効果が期待できます。

 

吹き出物・ニキビに対しては主に抗炎症作用と皮脂分泌抑制による改善効果が期待され、さらに抗酸化作用や色素沈着防止、コラーゲン生成促進などニキビ跡やエイジングケアに効果を発揮してくれます。

 

大人の女性にとっては一石二鳥かもしれませんね。

 

アラントイン

アラントインは穀物の胚芽や煙草の種、コンフリーの根などに存在しますが、化粧品に使用されるのは合成品が多いようです。

 

近年、カタツムリクリームが流行りましたが、カタツムリの粘液に含まれる有効成分がこのアラントインです。

 

アラントインには抗炎症剤として傷の回復を促進する効果があり、抗刺激作用があるため、スキンケアには肌荒れの回復と予防に効果を期待できます。

 

特に吹き出物やニキビに対しては、肌荒れ抑制でニキビ発生のリスクを少なくすることが期待できます。

 

ニキビ用化粧水ではあまり見かけない成分ですが、配合されていればかなり嬉しいかもしれませんね。

 

 

有効成分はどれを選べばいい?

ニキビ 化粧水

ここまで、吹き出物・ニキビ専用の化粧水の有効成分についてご紹介してきました。

 

基本的には、このページでご紹介した有効成分が主成分になっている化粧水を選べば問題は無いと思いますが、やはり商品が多いので迷ってしまうと思います。

 

そこで、まずはグリチルレチン酸ジカリウムを配合している化粧水を選んでみてはいかがでしょうか?

 

グリチルレチン酸ジカリウムは、海外の超有名メーカーから日本の大手メーカーまで、多くの商品に有効成分として配合されています。

  • b.glen(ビーグレン)
  • クレアラシル+
  • オルビス
  • リプロスキン
  • ナリス
  • サラヴィオ化粧品
  • ピアベルピア
  • パルクレール
  • メルシアン(背中ニキビ用)
  • ルフィーナ(背中ニキビ用)
  • ルナメアAC ※グリチルレチン酸ステアリル

簡単に調べただけでもこんなにグリチルレチン酸ジカリウム配合製品があるので、それだけ効果への信頼度は高いといえます。

 

もちろん、これプラスその他の成分が配合されているものもスキンケアの向上につながりますので、選んでみるのもありだと思います。

 

 

最後に

おすすめしたグリチルレチン酸ジカリウム配合の製品だけでも、成分を見てもらえればわかると思いますが、ほぼ一緒なことに気付かれると思います。(フルーツエキスや花のエキスなどを除くと有効成分はほぼ一緒だとわかります。)

 

テレビCMでよく見かけるような有名な化粧水ではなくても、実は有効成分は同じでコスパ的にもっと優れている化粧水やオールインワンジェルはたくさんあるので、試す時はそちらのコスパが安いものが損せず長く続けやすいといえます。

 

吹き出物・ニキビの治療と予防には、有効成分を長く続けることが一番ですから、よかったらコスパの良いものから試してみてくださいね。

 

最後までお付き合い頂きありがとうございました。この情報があなたのお役に立てましたら嬉しいです。(*^_^*)

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